
4月に調査を終了する予定であった火星探査車「スピリット」と「オポチュニティー」は、調査した成果を認められ、当初の予定より5ヶ月の期間を延長された。その後、ずっと火星の地表を移動しながら調査を進めている。
NASAの
JPL(ジェット推進研究所)の発表によると、2号機の「オポチュニティ」をインジュアランス・クレーターの中に下り、同クレーター内の調査を開始したと
発表した。
インジュアランス・クレーターは、直径約130メートル、深さ20メートルほどあり、すでに「オポチュニティー」に搭載されている
小型熱放射スペクトロメータでクレーター内部の岩石成分が分析されている。クレーターの上部は赤鉄鉱(ヘマタイト)の粒が多く、底の方には玄武岩質の砂があるため、研究者は「層全体が水による堆積物の可能性が大きい」と調査の期待を示している。
一方、1号機の「スピリット」は、“コロンビア・ヒル”という丘陵地に向かって激走を続けていて、あと一週間ほどで到着する予定だ。「スピリット」の総走行距離はすでに3キロほどに達し、なおも火星の次なる目的地に向かって走行し続けている。
しかし、両火星探査車ともここに来て、バッテリー消費の問題や搭載ソフトウェアが起動しなかったりするトラブルが起きている。しかし、こうしたトラブルもNASAの技術者らによって対策を練られたり、または回避されているようである。
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“Hokey Pokey”と下りていく「オポチュニティー」のGIFアニメが見られる -- JPL・
Mars Exploration Rover Mission -- JPL・
Mars Exploration Rovers -- JPL・
マーズ・エクスプロレーション・ローバ トピックス -- 月探査情報ステーション
- 2004/06/16(水) 17:13:00|
- 星空のこと☆彡
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