ちょうど1年前のことでした。深夜、自転車に乗ってお寺と公園ニャンたちのご飯を持っていくとき、途中の大通りのまん中でクロネコが佇んでいました。車に轢かれて動けないのだろうと思い、自転車を降りて近づいたら、そのクロネコの足元には小さな黒い塊がありました。それは、このクロネコの“チビ”ということはすぐにわかりました。動かなくなった黒い“チビ”をジッと傍らで見つめているクロネコ……。
この大通りは深夜でも交通量があるので、クロネコを歩道のほうへ移動させました。そしたら、少し離れたところの歩道の植込みから黒い“チビ”とキジトラの“チビ”が不安そうに様子をうかがっていました。初めて会ったので、当然慣れていません。歩道から奥に入ったところに、カリカリとカンヅメのフードをおいておきました。それから、車道で弾かれた黒い“チビ”を公園に埋めるため連れて行くことにしました(『
黒い塊り』)。
お寺と公園ニャンの世話をしてから、再びあのクロネコ親子たちに置いていたフードと容器を回収しようとしたところ、まったく食べてはいないようでした。そして、クロネコ親子たちの姿も消えていましたっ≦ ̄δ ̄≧З
それから3日くらい経ってから、再び深夜にあのクロネコに会いました。なにやら、とても急いで走っていたので、そのままついていくと某所の鉄門のところにたどり着き、「ニャァー、ニャァー」と鳴くと、黒い“チビ”とキジトラの“チビ”がクロネコのところに駆け寄ってきました。どうやら、食べるものを口にくわえて持ってきたようです。
しかし、口にくわえて持ってきた食べ物はとてもわずかだったので、すぐになくなってしまったようです。で、さっそく容器に缶詰を開けて、このクロネコ親子たちに食べさせました。とてもおなかが減っていたのか、キジトラの“チビ”が真っ先にやって来て、ものすごい勢いで食べはじめました。ボクが近くにいて、そのキジトラの“チビ”に触れているにもかかわらずにっ≦⌒m⌒≧З
このキジトラの“チビ”というのが、いまうちにいる“
キジっちょ”です。だいたい、生後1ヶ月ちょっとといったところでしょう。
この日から、クロネコ親子たちのご飯も運ぶようになります。この某所は、昼間は人がたくさんいるためか、絶対に姿を現しません。なので、ご飯は夜の9時ぐらいと、早朝の4時くらいに持っていきます。「チビーっ」呼ぶと黒い“チビ”とキジトラの“チビ”は必ず出てきましたが、あの日のように触れることはありませんでした。特にキジトラの“チビ”は、ものすごく臆病な性格をしているのもわかりました。
それから、2ヶ月くらいした深夜。再び、黒い“チビ”が車道で轢かれていました(『
黒い塊り……、再び』)。毎日会っていたため、黒い“チビ”はとても懐いていました。これでキジトラの“チビ”を馴れさせれば、揃ってうちに迎え入れてもいいと考えていた矢先の事故……。まったく、やりきれません。
母ネコであるクロネコはとっくに姿を消していました。某所でひとり残ったキジトラの“チビ”(この頃から“キジっちょ”と呼んでたかな)は近寄ってくるけれど、まったく触ることができません。ある日、強引に捕まえて部屋に連れてきたこともありましたが、パニックを起こしてとても部屋の中には馴染めないようでした。そして、さらに1ヶ月経って9月に入る頃、やっとボクの足元にまとわりつくようになりました。ちょうど、コンパクト・デジカメ(中古)を購入した時なので、車の来ない道路のまん中(袋小路でしかも深夜)でたくさん写真を撮りました。
そして10月21日、
3度目のチャレンジで部屋に連れてきました。ビビリな性格は変わらないけれど、なんとか部屋の中でくつろぐことができたように思えました。そして、この日から正式にうちのニャンとして迎え入れることになりましたっ≦⌒▽⌒≧♪

【某所の歩道でくつろぐ“キジっちょ”(2005年9月10日撮影)】
- 2006/05/31(水) 03:51:59|
- ├-うちの“チビ”
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そういういきさつがあったのかぁー
キジっちょ、今最高の幸せな生活しとるわ。ほんとならクロちびもいっしょだったのに、、、運とか縁っていうもんなんだろうかね、、、
猫に関してはめぐりあわせを強く感じるがね。
- 2006/05/31(水) 17:05:16 |
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ウニャニャーーっ、みけこさんっ≦⌒ω⌒≧З
こういう外にいるニャンたちって、次の日、次の日っていうのが、
なかなかうmくいけへんのだだてぇ。
どこか分からんところへ引っ越したり、他の人が保護したり、事故にあったり、
こちらの事情とかがあったりするもんだでね。
そんな中でも、めぐり合わせがあってうちの“チビ”になるんだけどねっ≦⌒ω⌒≧З
- 2006/06/01(木) 00:45:40 |
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