
この2日間、
モノクローム写真のプリント作業を行っていたのだが、6月に撮影したフィルムをプリントにしてみたら驚いたことがあった。
この写真は、“
カーチャ”が永眠し
八事霊園斎場に連れて行った帰り、同じ霊園内にあるに動物慰霊碑にお参りをした時のものだ。その動物慰霊碑の向かって右側にはこの写真の通り長い階段あり、奥の墓地へと続いている。撮影した時の記憶はほとんど忘れていたし、現像後にネガを見たときでさえも、ただ単にその階段だけを撮影したものだと思っていた。
しかし、プリントしてよく見ると階段の一番上にニャンがいて、こちらを見下ろしているのがわかった。まさか、“
カーチャ”かうちの歴代の“チビ”たちの誰かかとも思ったけれど、よく考えてみればここに時々いるニャンの可能性のほうが大きいし、はるかに現実的である。でも、天国への案内ニャンであってほしいとも少なからず思わずにいられない写真であった。
この6月分のモノクローム・フィルム。実は、以前投稿した日記に書いたが、フィルムを巻き戻さずに裏蓋を開けてしまったフィルムだ。一瞬とはいえ、室内で蛍光灯がついている状況で蓋を開けたにもかかわらず、光線かぶりをしているコマは3カット(正確には5カットだが他は問題にならない程度)だった。この『天国への階段』と題した写真以降のカットが光線かぶりをしているのであるが、支離滅裂なカットやアラーキーが言うところの“彼岸の写真”ばかりだったので天罰が下ったのかもしれないっ≦ ̄δ ̄≧З
写真は「
ねころもち/Photo Album」の『タペストリー』(2004年6月)より
- 2004/12/25(土) 18:52:00|
- ニャン写真っ≦⌒▽⌒≧З
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なんだか、胸を衝かれる写真だなぁ……。
「心配しなくていいのだぞ」と云っているようでもあり、「ここからは彼岸。生者は立ち入り禁止。生きているものは一生懸命生きよ」と叱咤されているようでもあり。
- 2004/12/25(土) 20:49:00 |
- URL |
- sikes_cassandra #79D/WHSg
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フニャニャァーっ、sikes_cassandraさんっ≦⌒ω⌒≧З
そういう経緯を知るとそう見えてしまうんだよね、写真って。
このフィルムの数カット前は“カーチャ”の遺影がアジサイの花とともに
写っていて、さらにひとつ前のカットには別の日、遠くの公園で撮影した
生垣のアジサイが写っていたんだよ。
なんだか連続しているような不思議な気持ちになるよっ≦ ̄δ ̄≧З
- 2004/12/25(土) 22:04:00 |
- URL |
- nekoromochi #79D/WHSg
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Stairs to Heavenの画,凄く良いですね。
失った猫の事は,折に触れて思い出しますね。
以前書いた失った猫のことを書いたブログを少し編集して,トラックバックさせて頂きました。
- 2004/12/26(日) 07:59:00 |
- URL |
- complex_cat #79D/WHSg
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ウニャァーっ、complex_catさんっ≦⌒ω⌒≧З
トラバ&コメントをありがとうございます。
そうなんですよね。何かと思い出すことって多いですね。
今年はそんなニャンたちが多かったからなぁー……≦ ̄δ ̄≧З
うちでは、暗室作業をしていて引伸機で投影された“チビ”たち。
印画紙を現像液に浸したときにフワっと浮かび上がる“チビ”たちを
見るととても切なくもなってきますが、面影はいつまでも記憶して
いたいものです。
complex_catさんちの“ジットコ”くんの思い出も、いつまでも大切に
してくださいっ≦⌒ω⌒≧З
- 2004/12/26(日) 14:25:00 |
- URL |
- nekoromochi #79D/WHSg
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