3月3日にNASAの火星探査機「オポチュニティー」が
火星の水の確証(国立天文台News-703)を発見し、多くの人たちを驚愕させたことはまだ記憶に新しいだろう。
そして5日には、もうひとつの火星探査機「スピリット」が新たなる水が存在したというニュースが飛び込んできた。
「スピリット」が着陸し調査を行っている地点は「オポチュニティー」の真裏に当たる地点で、グセフ・クレーターと呼ばれている地点をすでに2ヵ月も調査していた。そして、“
ハンフリー”と名づけられた岩石(高さ60センチほど)の表面をロボットアームの先端に取り付けた装置で2ミリほどの穴をあけたところ、水の作用を受けたとみられる小さな割れ目や細孔や鉱物結晶が確認されたと
発表された。
地球において同類の岩石には、液体成分を含んだことのある火成岩であることが多く、そのため火星にある火山のマグマが冷えて固まる過程で内部の亀裂をつくり、水溶した鉱物成分が結晶化した可能性が高いと
JLPの研究者は説明している。
「スピリット」「オポチュニティー」の調査も、あと2ヵ月ほどだが、さらなる発見を期待したいものである。
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JLP 2004.03.05 -- Images☆
JPL - Mars Exploration Rovers☆
asahi.com - 火星にまた水の証拠 今度はスピリットが発見
- 2004/03/06(土) 23:15:00|
- 星空のこと☆彡
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